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ゴミ屋敷約３０坪を補助金で解体　１３０万円

屋根が崩れかけた空き家の玄関ドアを開けると人の背丈ほどまで積み上げられた荷物（ゴミ）の山。

そして、ゴミ屋敷独特のカビと腐敗臭が入り交じった鼻を突く異臭に加えて、害虫が大量発生していました。

４DKの家の中は、浴室や廊下まで荷物で埋め尽くされていました。

このゴミ屋敷の片付けに費やせる予算は、１０万円とのことでしたが、少なくとも荷物の量は、３トンダンプ１０台分と見ました。

６畳間１室の荷物で、３トンダンプ２台と見たのですが、見立て通りの量でした。

鉄骨の玄関部分で３トンダンプ２台の荷物を搬出しました。

そこで、解体費用を市の不良住宅除却の補助金でまかない、荷物の撤去処分も、にしきが責任を持って行うことになりました。

とはいえ、屋根が崩れかけて床が抜けている空き家に入るだけでも危険が伴います。

このような現場では、いかに慣れた職人とはいえ、大量の荷物を搬出するには、大変な労力と時間を要することになります。

補助金１３０万円では、約３０坪の空き家を解体するのが関の山で、とても荷物の撤去処分費用まで捻出できません。

しかし、いつもご贔屓いただいている福祉関係の方からのご相談だったので、少しでも社会福祉に貢献できればとの思いから、気持ちよくゴミ屋敷の解体を請負わせていただきました。

２台の重機を投入し、１台で建物から荷物を出し、もう１台が荷物をダンプに積み込んでいきました。